タカヤマ建築事務所

設計事務所の実務|見積もり

2019.06.08

設計事務所,関西,ブログ

設計事務所が見積もりを作成するのではなく、施工者に依頼しますので、正確には見積もりを査定するのが設計事務所の実務になってきます。大まかに書くと実施設計図の内容が適正な価格で見積もりに反映されていて、きちんとした工事をしてもらえるのかどうかというところを確認していきます。見積もりが高すぎる場合も問題ですが、安すぎる場合も注意深く内容を検討しなければなりません。

 

基本設計のあと概算見積もりも取っているんだし、そんなに大幅に変わることはないんじゃないの?となるのですが、なかなかそううまくいかないこともよくあります。基本設計では、詳細が決まっていなくぼんやりした状態です。ですので概算見積もりもそのぼんやりした部分を含んでいます。実施設計で詳細を検討していくにつれ、できる範囲の中で最大限良くしていきたいという気持ちが強くなっていきます。耐久性や断熱性、細かな納まり、ちょっとしたデザインや見せ方、コストのかけ方の配分、設備についても遠回りのルートを選択するほうが綺麗だなとか、構造も詳細を検討すると若干高くなる傾向もありますし、クライアントの皆様も、せっかくだからちょっと高いけれどこちらの機器を選択しようと、実施設計になってようやく見えてくるこれらの細かなぼんやり部分が積みあがっていきます。また、予期しないものとして、社会情勢による値上がりといったものもあります。それらは全てコストとして反映されてきます。

 

見積りがあがってくるとこういった内容を査定していきます。

実施設計