タカヤマ建築事務所

設計事務所の実務|基本設計

2019.05.31

設計事務所,関西,ブログ

敷地にかかる法規制、現況の状況、クライアントの要望が出そろい、ボリュームチェックが済みましたらいよいよ具体的な間取りに取り掛かります。使いやすく心地よい建物にするにはどのような間取りにするのが良いのか。建物と地域の関係、室内と屋外との関係、家族間の関係、現在と将来の使い方、要望とコストとの兼ね合いなどをイメージしながらプランニングしていきます。設計の腕の見せ所です。

 

基本設計では建物のコンセプト、間取りや構成、規模、仕様、構造、設備、建築費用など建物全体の方向性を決める非常に大切な作業です。基本設計のあとに実施設計と続いていくのですが、実施設計に進んでしまうと後戻りが難しくなる傾向にありますので、この段階で納得いくまでしっかり煮詰めておくことが大切です。自分たちの要望がきちんと反映されているのか、予算は収まりそうなのか、不安に感じる点は納得いくまでご相談ください。

 

基本設計が済みましたら、設計の内容が大まかに想定予算の中に入っているのかを判断するために概算見積もりを出します。(基本設計は詳細な図面がありません。そのために見積もりも概算となります。)概算見積もりがあがってくると基本設計で決めた内容でそのまま進めることができるのか、仕様の変更が必要なのか、建物の規模を縮小しないといけないのか、要望を満たすために工事費用をアップさせるのかといった判断をしていくのですが、先にも書きましたように実施設計に移ると後戻りが難しいですので、図面の内容と見積もり内容をしっかりと調整しなければなりません。

 

たくさんのご要望をプランに反映させるとどうしてもイメージしている建築費からオーバーする傾向にあります。そこで、必要なところとそうでないところを取捨選択していくわけですが、この作業が自分たちのライフスタイルを見つめなおす良いきっかけなのではないかと考えています。家族や利用者と話し合い、自分と向き合い、最終的に残ったものが自身のライフスタイルに必要なものであって、取捨選択する前よりもクリアなものとして見えてきます。

 

満足度の高い建築づくりとするために、じっくりと向き合ってください。

ボリュームチェック