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狭小住宅
空と光を取り込む 芦屋の住宅

住宅|鉄骨3階

狭小住宅 空と光を取り込む

Story

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自身の外壁後退700+隣家の外壁後退700=空地1400

街づくり条例による敷地境界から有効70cmの外壁後退。小規模宅地にとっては厳しい規定。緩和措置もありましたがそれを使わず、街づくりの基準を受け入れました。

天井が高いリビング。大きな窓がなく、外部からの侵入がしにくい防犯性とプライバシーに配慮しつつも明るくありたいという要望。

外壁後退が有効で70cmということは、隣家の外壁後退分を含めると1.4m幅の空地が生まれます。南北に長い敷地なので空地も南北に長くなります。日の出から日の入にかけて光は様々な形と質に変化しながら空地を照らしてくれるのではないだろうか。

建物は3階建て。フロアの高い位置に帯状の開口を設けることにしました。背の高さより低い位置に大きな開口を無くすことで防犯性とプライバシーを確保するとともに、高い位置の開口部から光を取り入れます。開口が高い位置にあることで、視線が上方向に向けられるため、2階からも空を眺めることができることになりました。

空地を照らす光が空とともに帯状のハイサイドライトから住宅内に入り込んできます。室内においても光の質と形を変え時間の経過とともに移ろっていきます。

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建物概要
所在地:兵庫県芦屋市
設計期間:0707-0805[竣工0811]
主要用途:住宅
撮影:平野和司
構造
構造 : 鉄骨造3階建
敷地面積:61.89 m²
建築面積:36.18 m²
延床面積:106.16 m²