
アトリエのある白い住宅
中庭と大きく開く窓
DIYで自分たちの家に仕立てる
シンプル・ミニマルHouse-U
アトリエ付住宅|木造2階 白い外壁 黒い窓 中庭と大きく開く窓 アトリエ、DIY ミニマル
Story
アートがある暮らし
真っ白な外観と真っ白な内部。サッシは黒。中庭に面したリビングがあって、窓を大きく開けたい。室内建具をなくし、壁を起点に回遊できるギャラリーのようなアトリエ付住宅。
クライアント夫婦は勤めながらアートの創作活動を行っていて、たくさんの自身の作品に囲まれて生活しています。創作活動の延長にあるDIY工事。壁、天井の塗装、照明入りのネームプレート、中庭、物干、デッキ工事、植栽工事、室内外の小物など。真っ白な空間を自分たちの生活とたくさんの作品で埋め尽くし、年月をかけて自分たちの家に仕立てていく。
そんな思いに寄り添うミニマルな住宅。
アトリエと中庭 そしてDIY
擁壁による人工的な雰囲気を避けるため、法面のまま仕上げた外構。クライアント自らが植えた芝による緑と白と青の美しいコントラスト、植物による瑞々しさを感じながら玄関へアプローチしていきます。
白い箱の窪みから玄関を入ると正面の窓の向こう側で紅葉が色づいています。玄関は土間になっていて、そのままアトリエ空間となっています。アトリエは吹抜けとなっていて、1階と2階を緩やかにつなぎます。
リビングに入るとすぐに大きな中庭が目に入ります。中庭は高い壁で囲っている為、外からの視線を気にすることなく、窓を大きく開けることができます。リビングのフロアと同レベルで仕上げられたクライアントお手製のデッキにより、リビングと中庭が一体となり、開放的で実面積以上の広さを感じる空間となっています。
2階はプライベート空間となっていますが、個室それぞれに建具がありません。建物をギャラリー的な雰囲気としたく、壁のまわりを回遊できるプランにしたかったことと、アーティストであるご夫婦2人が将来必要になった時点でDIYの楽しみを残しておくという意図によります。造りすぎず、必要最小限に留めておき、あとはクライアントにお任せします。
- 建物概要
- 所在地:京都府木津川市
- 設計期間:1304-1308[竣工1403]
- 主要用途:アトリエ付住宅
- 撮影:笹倉洋平
- 設計期間:1304-1308[竣工1403]
- 構造
- 構造 : 木造2階建
- 敷地面積:203.81 m²
- 建築面積:48.85 m²
- 延床面積:80.04 m²
- 敷地面積:203.81 m²