
二世帯住宅
四角い箱型
屋上テラス
ガレージ
鳥居町の家
二世帯住宅|木造2階 屋上テラス 2世帯住宅
Story
思いやりにあふれた二世帯住宅
夫婦+子供+両親が暮らす二世帯住宅。両親は足腰が弱く、今後車いすの生活、施設や病院利用などによる車での送迎も考えられる。できる限り両親に負担をかけないバリアフリーを希望。
四角い箱型の住宅で1階にガレージ、2階にLDK。天井を高く取って屋上テラスに面するハイサイドライトから南側の陽光を室内に取り込みたい。夫婦、両親ともにお酒が大好きなので、楽しく呑むことができればいいな。
このようなご要望と具体的なイメージスケッチを持参していただいきスタートしたプロジェクト。
親世帯の間取りの工夫
両親は日中皆と一緒に過ごすことが多い為LDKは1カ所。玄関、洗面脱衣、浴室も分ける必要なく共用で1カ所。親世帯と子世帯の距離が近い二世帯住宅です。
両親の寝室、小さな休憩スペースを洗面脱衣室・浴室近くの1階に設け、専用の便所を設けました。休憩スペースには簡易な飲食はここで済ませることができるよう、ミニキッチンを設けています。玄関から寝室、寝室から水回りの動線は将来の車いす生活に対応できるよう、廊下の幅や出入り口の有効寸法を広く取り、フラット35のバリアフリー基準を満たしました。また休憩スペースからガレージに直接出入りできる扉を設置することで、送迎時に両親の部屋から車までの最短の動線を確保し、介助の手間を軽減させています。
さらにガレージからポーチへはひとつながりで続いていきますので、玄関までの移動がスムーズです。
光とだんらん 屋上テラス
2階にはLDKと寝室があります。LDKは要望にもありましたように天井高を高く取り、屋上テラスに面するハイサイドライトから南からの光を取り込んでいます。コンパクトな二世帯住宅ということもあり、実面積よりも広く感じさせるべく、室内は異なる色と素材で構成することで、高さ方向の意識付をし、拡がり感を強調しました。寝室は大きな本棚の後ろに配置しています。
屋上テラスは近くに生駒山の緑を望むことができ、気持ちの良いスペースとなっています。
- 建物概要
- 所在地:大阪府東大阪市
- 設計期間:1510-1610[竣工1703]
- 主要用途:屋上テラスのある二世帯住宅
- 撮影:多田ユウコ
- 設計期間:1510-1610[竣工1703]
- 構造
- 構造 : 木造2階建
- 敷地面積:75.53 m²
- 建築面積:50.32 m²
- 延床面積:102.98 m²
- 敷地面積:75.53 m²