大阪の建築設計事務所のブログ

2023.10.10

吹抜と斜めが特徴的な茨木の住宅

地盤改良｜吹抜と斜めが特徴的な茨木の住宅

地盤改良工事

 

地名に池や沼や「さんずいへん」等が付くと、昔のその場所が名前の通り池や沼や川などだった可能性があります。

 

我々設計者が土地勘の薄い場所で設計を行う場合、地名を聞いて、昔、池や沼だったりする可能性がある場合、それらを埋め立てて、今の街並みが形成されているであろうから、地盤は悪いんじゃないだろうかという想像をまずします。

 

そして地盤調査をし、地盤が軟弱だと、ああ、やっぱりね。となるわけです。

 

今回の敷地もそれに該当し、地盤改良が必要ということになり、工事が進められています。

 

今回の地盤改良は、HySPPED工法（天然砕石パイル工法）が採用されました。

 

どんな工事か簡単に言いますと、ドリルで地盤に所定の深さまで穴を開け、砕石（砂利）を穴に充填し、地盤を締め固める方法になります。

 

天然砕石しか使わないので土壌汚染や地下水汚染をおこさなく、将来の家の建て替え時に産業廃棄物とならなく撤去費用が掛からなく、セメント柱状改良や鋼管杭工法と比べてCO2を削減し地球環境にやさしい。

 

工法だそうです。

 

タカヤマ事務所では初めての工法でしたので、興味津々で現場に立ち会ってきました。