建築家による大規模修繕工事|近隣挨拶・全業者工事着工前打合せ

建築家による大規模修繕工事
昨年度より、マンション大規模修繕工事のコンサルタント兼設計監理をさせていただいていたのですが、ひょんなことから現場監督も兼務することになり、コンサルタント・設計監理・現場監督の1人3役をさせて頂いています。
とはいうものの
すごいボスがいらしてて、そのサポート役という感じでもあるのですが・・・。
私自身、もうエエ歳にもなるのですが、そのボスと一緒に仕事をしていると、まあ私自身の気の利かなさに恥ずかしくもあり、悔しくもあり、なんだか、社会人になりたての気分でもあり・・・。
年齢的にも実績的にもしっかりとしないといけないといけないので、仕事で挽回しないと。
見積依頼は辞退が相次ぐ
見積依頼を複数社に出したものの、心が折れるほどたくさんの工事会社から辞退のお返事。
コロナ、資材高騰、職人不足って知ってはいましたが、あまり実感もしていなかったのが一気に自分の身に降りかかりました。
何とか見積しましょうという数少ない工事業者を集め、現地説明会を行って、ようやく肩の荷が下りたと思って、少しホッとした気分になったのも束の間、見積辞退させてくださいとの回答。
実際に見積もりに応じてくれたのは・・・。
見積金額も想定より大幅に高く・・・。
マンション管理組合さんとは
「予算を追加してもらえないでしょうか?」
『そんなの無理』
「業者が見積もりに応じてもらえる時期まで工事の計画を延期します?」
『延期したところで見積もりに応じてもらえるのだろうか?そもそも職人不足なので仕事量が減ることはあるの?その時期になると工事費は今よりも高くなるんじゃないの?』
「今の時点で絶対必要なことだけして、残りの工事の実施時期を延期します?」
『残りの工事が割高になるよね。つまり総予算は今回一気にするよりも高くなる』
等等
現場監督してもらえる?
様々な紆余局左折(ごめんなさい。割愛させていただきます。)があって現場監督をすることになってしまいました。
引き受けた理由としまして
・施工者のボスが後ろでバックアップしてくれていること
・僕がNo!といえば、このプロジェクトが暗礁に乗りあげること
・設計事務所としての監理23年の経験を活かして立まわれること(甘かった。仕事の向き合い方が全然違う)
・エエ歳して新しい事にチャレンジするのが楽しみ(これが一番大きい)
ということから、
先日、近隣挨拶と全専門業者を集めての着工前打合せを行いました。
もちろん、監理23年ではあるけれど、しょせん管理初心者。
なかなか難しい。
けど、楽しい。
これから、数か月現場に張り付く予定。
設計事務所の監理 と 施工者の管理
頭を切り替えて絶対にエエ仕事してやりますよ!!
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タカヤマ建築事務所は関西[大阪市東成区]を拠点に活動している建築設計事務所で、シンプルでありながら温かみある空間をテーマに、使い勝手が良く、その時々のスタイルに応じフレキシブルに変化対応しながら、何年も何十年も利用者に寄り添える建築を提案させていただいています
狭小住宅、中庭型住宅、障害者福祉ホームなどの「住まい」・店舗、事務所、工場、倉庫などの「働く場」・リフォーム リノベーションなどの「再生」を柱に建築空間全般の設計・監理業務を行っています
設計エリアは近畿圏だけでなく、日本全国お伺いさせていただきます。