建築家の目線で建築計画、家づくり、リフォーム等のコツをお伝えします。
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【設計】半地下のある住宅&レビュー

【設計】半地下のある住宅&レビュー

半地下のある住宅

 

地下のある住宅って聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?僕はアメリカの映画に出てくる住宅の地下を思い浮かべます。

 

法規的に地階は、「床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/3以上のものをいう。」ということになっています。

 

過去に設計させていただいた中で、地面を深く掘り半地下と呼ばれる空間を作ったのは、西宮の住宅Nがありますが、上記の通り、建築基準法的には西宮の住宅は地下1階、Nは地上1階となっていて半地下階とはなりません。しかもNに至っては半地下なのに地上なのです。

 

半地下レビュー

 

Nはタカヤマ事務所として半地下部分を利用していますので、いくつかレビューしてみようかと思います。

 

・目線が低くほんのちょっとだけ非日常感を味わうことができる。(2階建て列車の下のフロアに居てて、ホームに着いたときの目線の低さってワクワクしませんか?そんな感じ。)

 

・外から中を見たときにインパクトが大きい。「低っ!」ってなります。

 

・湿気すごいんでしょ?って心配されますが全く問題なしです。(間仕切りがなく風通しが良いからかも知れませんが。)

 

・なぜここに?というところに、ダンゴムシが歩いている。(コンクリートで密閉されていて侵入経路はないはずだし、ドアから一番遠いところになぜ?←コレ、1年点検の時に西宮の住宅のオーナーさんも言っていたので半地下あるあるなのかも。)

 

・地下を掘った分、建物のボリュームを変えることなく、天井が高く取れた。3.4m

 

 

 

地下工事(土を触る工事)はコストがかかるので、実現に至ることが少ないのですが、他にない体験や発見ができるかもしれません。興味ある方はぜひオーダーください!

 

西宮の住宅

 

N

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タカヤマ建築事務所

タカヤマ建築事務所は関西[大阪市東成区]を拠点に活動している建築設計事務所で、シンプルでありながら温かみある空間をテーマに、使い勝手が良く、その時々のスタイルに応じフレキシブルに変化対応しながら、何年も何十年も利用者に寄り添える建築を提案させていただいています

狭小住宅、中庭型住宅、障害者福祉ホームなどの「住まい」・店舗、事務所、工場、倉庫などの「働く場」・リフォーム リノベーションなどの「再生」を柱に建築空間全般の設計・監理業務を行っています

設計エリアは近畿圏だけでなく、日本全国お伺いさせていただきます。

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