共同社屋

事務所・倉庫が併設した工場
白い建築
シンプル共同社屋

工場、事務所、倉庫|鉄骨造3階

事務所・倉庫が併設した工場 白い建築 シンプル

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華奢な鉄骨と光のグラデーション

華奢な構造体の鉄骨を表しで組んでいる。鉄骨は空間を横切ったり、貫通したりすることで、頭の上、体の横と、常に意識の中に入ってくる。これらの鉄骨は、様々な方角から建物内に入る光を吸収し、反射させ、影を落として、多彩な光の濃淡やグラデーションを作り出す。

建物は白で統一。同じ色の異なる素材は、光沢、濃淡、むらなど表情に違いが現れる。白い陰影と光のグラデーションは、内部と外部のつながり、上部方向への抜け、構造体の横断などと掛け合わさり、建物の輪郭を縁取る。

これらの光の演出が日々の事務や作業のちょっとしたときの癒しの仕掛けとなってくれることに期待している。

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銭湯を工場に建て替え

株式会社共同は、軟質塩化ビニールの加工、ポリカーボネイト アクリル 塩ビ エンジニアプラスチック などプラスチック製品の加工、工業用カーテンの取り付け施工、トムソン型による抜き加工、テント・オーニング取り付け施工、店舗用看板取り付け施工などプラスティック関係全般の加工や施工を行っている会社だ。

前社屋が手狭となったことにより、近所でご親族が経営されていた銭湯を取り壊して新しい社屋に建て替えることになった。

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新社屋に求められたこと

1.事務部門
・事務所を1階に置くこと
2.工場(作業場)部門
・作業場は2階とする
・ロールのビニールの巻き癖を取るための大きな水槽をつくる
3.倉庫部門
・加工前の資材置き場を確保
・製品を納品するまでの一時的なストック場所を確保
4.搬入出部門
・駐車台数の確保
・2階までの資材の搬入経路を確保
・製作加工後の製品の搬出経路を確保
・2階の作業場に設置する巨大マシンの搬入経路を確保
5.ホスピタリティ部門
・スタッフが働きやすい環境をつくる
・来客がくつろげる環境をつくる
・3階に食堂
・テラスでバーベキュー、ボルダリング、プロレスリング
6.動線の整理
・搬入出による車の動線
・従業員の出社から退勤まで一連の動線
・従業員の異なる部門間での作業動線
・来客や見学者の動線
といったことを求められた。

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使いやすさと癒し

建物は住宅地に建つことから、威圧感を感じさせないよう、住宅のような佇まいとした。
1階には事務所、倉庫、資材倉庫があり、事務所横の資材倉庫へは車をバックで入れることができる。資材倉庫はおよそ1/3が吹抜けとなっていて、小荷物専用昇降機に入らないサイズの荷物は、ここからホイストによって2階の材料置き場に吊り上げる。事務所奥は納品待ちの製品がストックされる。
2階には作業場、材料置場があり、大きな作業場1と小さな作業場2,3と区分けしている。これらの部屋は作業内容やマシンによって棲み分けしている。作業場1には巨大なマシンの搬入のために道路側に大きな開口を設けた。ビニールロールの巻き癖を取る水槽はユニットバスを代用している。
3階は食堂とテラスがあり、従業員や来客時の癒しのスペースとなる。
水平方向、垂直方向、各部門における異なる動線を整理し、使いやすいプランとなるよう心掛けた。

建物概要
所在地:大阪市阿倍野区
設計期間:1705-2018[竣工1904]
主要用途:工場(自家用倉庫・事務所)
撮影:笹倉洋平
構造
構造 : 鉄骨造 3階建
敷地面積:373.66 m²
建築面積:201.79 m²
延床面積:494.98 m²