大阪の建築設計事務所のブログ

2021.11.22

設計・監理建築設計相談

【タカヤマに依頼する】工務店やハウスメーカーの設計との違い

設計について

 

建物の設計（デザイン）をするというところだけ見ればタカヤマも工務店もハウスメーカーもすることは似ています。

 

設計依頼があるとまずは依頼者からのお話や建物に対するご要望をお聞きし、設計内容に反映させ、確認していただきます。設計内容がイメージと異なる場合はプランを変更し、少し異なる場合は調整いたします。この過程を繰り返すことで、依頼者とのイメージのへだたりを埋め、依頼者が持っているイメージに歩み寄っていきます。ここまでは他社でもされていることだと思います。

 

タカヤマでは並行して建物の「コンセプト」をつくっていきます。お話やご要望をお聞きし、設計内容をすり合わせていきながら、依頼者が何を求めていて、その根幹は何なのかを探るよう心掛けています。そして、その根幹である「コンセプト」をつくり、そのコンセプトに沿いながらデザインを考えていきます。

 

この「コンセプト」を基に展開していくことは、全体の統一性だけでなく、将来の変更、様々な判断の基準となり、建物が長きにわたってブレず、魅力を維持するもので、芯の通った一貫性を保つために必要不可欠なことです。

 

外観のイメージ、室内のイメージ、空間の構成など、それらを形作るのが「コンセプト」であります。カッコよさそうだから、流行っているから、では行き当たりばったりで統一感のない建物になってしまいます。魅力ある建物にするには、なぜそのような設計になったのか、なぜそうなのかをしっかりと説明できなければなりません。

 

住宅以外の建築の場合、運営の方向性、将来の展望、利用者や他者に向けてのメッセージ、事業主や出資者への説明など様々な方面から、「なぜこのようになったのか」を求められることが多く、どこに説明するにしても根幹がぶれないようにする必要があります。

 

住宅の場合そこまでではないことが多いですが、建て主の美意識やポリシー、ライフスタイルが表れてきますので、やはりコンセプトは大切です。

 

「コンセプト」をつくることは、未来の指標をつくることでもあります。依頼者と一緒に時間をかけてつくっていきます。

 

「コンセプト」を大切にし、依頼者の思いをカタチにする。それがタカヤマの設計の特徴で、我々に依頼するメリットでもあります。

 

コンセプトの例

有縁のすみか

 

とある株式会社　本社エントランス　飾り棚　計画案

 

保育所　計画案

 

工事監理について

 

タカヤマは工務店に所属せず、また工務店に依頼された下請け事務所でもない、独立した立場です。工事に入って図面と異なる仕様で施工していたりする場合は、依頼者でも工務店でもない第3者として指摘させていただきます。工務店との利害関係がありませんので、工務店の利益や都合による勝手な変更は不可能となり、結果として建物のクオリティーや資産価値を守ります。

 

また、工事に入ると週1回程度、進捗状況に合わせ、依頼者立会いのもと、確認と打合せ（定例打合せ）を行います。工事に入ってからの変更などにもきめ細かく対応させていただいています。

 

逆に言いますと、依頼者の思いの詰まった唯一無二の建築（デザイン）は、オリジナルのディテールも多いことから、独立した立ち位置で丁寧にきめ細かく監理しなければ実現できないのです。

 

コストについて

 

設計事務所に依頼すると高くなりがちというのは、利益を多くとっているからではありません。上記のような理由から、時間をかけて丁寧に、依頼者に納得していただきながら進めいていくためだからです。

 

建築は大きなお金が動きます。少しでも安くというのが基本になりますが、建物が完成し長い期間使うことを考えると、我々が入ることで、他にない魅力ある建物にでき、メリットも大きいと自信をもって言えます。