鳥取の住宅計画案2023

庭・軒下・眺望鳥取の住宅計画案2023

住宅計画案2023|鳥取県・木造

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現況・配置・ゾーニング

□現況
東⻄⻑⽅形敷地。東側と北側に道路がある。道路は南から北に、東から⻄に向けて緩い下がり勾配がついていて、段差を法⾯で処理されたひな壇状の敷地となっている。南側に隣家が建っており,境界沿いに⽣垣が植えられている。北側は道路を挟んだ反対側に公園があり開けた景⾊が広がっている。

□配置
段差が低い東側に駐⾞・駐輪場を配置し、東側からアプローチさせる建物配置としました。段差の処理については擁壁を作らず、現状と同じく法⾯で処理し、植栽でカバーすることにしています。

□ゾーニング
建物はLDK棟とプライベート棟の2つのエリアを作り、つなげることにしました。平屋のイメージを作ることを試みています。

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LDK棟空間構成と外構・⽞関からリビングにかけて

□LDK棟空間構成と外構
LDK棟は、東側にアプローチ、北側に眺める場、⻄側に畑、南側に庭を設け、それぞれの⽅向に開く造りとしました。同じ場所にいながら東⻄南北異なる⾵景を望むだけでなく、それぞれ異なる使い⽅ができるので、その時々によって気のままに使ってもらえると考えました。

□⽞関からリビングにかけて
アプローチから⽞関に⼊ると、収納に⽬線を遮られた、リビングとひとつながりのホールがあります。⽬線を北に向けると開⼝から景⾊が望め、南に向けるとスリップ階段が⽬に⼊ります。階段下の収納は、ひな⼈形などを飾るスペースとしました。

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リビングまわりの使い⽅・⽔廻りと個室について

□リビングまわりの使い⽅
LDKは4⽅向に開きつつも収納を適度に配置し、開きすぎず閉じすぎない、適度な解放感と抜け感をつくっています。
LDK四周の軒下デッキ空間は、いつも新鮮味ある感覚で作業ができる場所であってほしいと思っていて、収納部分やサッシ廻りで奥⾏きを変化させることにしました。⾞に近い場所、眺望の良い場所、畑の近く、ゆったりとした庭の隣、と、異なる場所、異なる奥⾏きによって、状況に応じた⼀期⼀会の使い⽅を試していただければと考えています。

□⽔廻りと個室について
プライベート棟は1階に⽔回り、主寝室、2階に個室を配置しました。こちらの棟はプライバシーを重視することにしています。

建物概要
所在地:鳥取県
設計期間:2023.04-2023.09
主要用途:住宅
構造
構造 : 木造
敷地面積:404.24 m²
建築面積:74.87 m²
延床面積:104.68 m²